週刊少年チャンピオン2017年43号
発売日:2017年9月21日(木)
RIDE.464『距離』(20ページ)



『ツヨサヨワサ』も早く聴きたいし~

RIDE.464『距離』登場人物
総北高校
◆1 小野田坂道
◆2 今泉 俊輔
◆3 鳴子 章吉
◆5 手嶋 純太
(手嶋の回想)
◆金城真護
箱根学園
◆1 葦木場拓斗
◆3 真波山岳
◆4 泉田塔一郎
◆6 新開悠人
RIDE.464『距離』ネタバレ
遠ざかるジャージ・・・
動かなくなる脚・・・
落ちる泉田・・・。




先頭を走る箱根学園と、それを追う総北の距離の差は 500~700m。
チーム総北は少し遅れて登りに入ります。
ところが箱根学園の姿は見えません。

(最後の登りの手前で差ァつけられた!!)
その差、700m
泉田の引きの強さと加速の感じから、冷静に判断して、恐らく500mは差がついているだろう・・・と今泉。
しかし鳴子の考えは違いました。
先頭が来れば通常、観客は興奮して立ち上がります。
ところが、沿道を見ると座っている観客が多いのです。
飲み物を口にしている観客もいました。
これらのことから、先頭集団が通り過ぎてから けっこうな時間が経過している・・・と分析できるのです。
700mは開いているだろう・・・というのが鳴子の考えでした。
100mも差が開けば絶望的。
200mも離れれば諦めるもの。
ところが実際の箱根学園と総北の差は 700m。
ほとんど1kmです。
キャプテン手嶋は責任を感じていました。
そして自ら先頭に出て全開で引こうと覚悟を決めた・・・そのときでした。
“たったの” 700m



余裕にも見える2年生トリオの発言に思わず振り向くキャプテン手嶋。
「まずオマエが引け」
「オマエから引かんかい」
「オレはさっきまで引いてたから疲れてるんだ」
「そこをムリして行かんかい」
先頭を譲り(?)合う今泉と鳴子。
最終的に引くことになったのは坂道でした。

700mの差 と聴けば、普通は苦いカオをして諦めるんだそうですよ。
ロードレース最終局面における 700m というのは そういう距離なんです。
だけど坂道らは違いました。
この距離から追いつく気マンマン。
3人のプレッシャーが湧き上がります。
あきらめない心


知ってたでしょうに
キャプテンの役割

それが金城さんからのアドバイスでした。
箱根学園はハンパなく強い。
だから、同じ方法で対抗しても勝ち目はありません。
泉田は、平坦では誰よりも速い。
だから、平坦では追いかけない。
今泉は、平坦で泉田を追いかけようとした鳴子を制したのでした。
せっかくオールラウンダーに転向し、苦手だった山を克服した脚を使い捨てるようなことはするな。
平坦で開いてしまった距離は、キツくても山で取り戻せばいい。
そう判断したのです。
キャプテン手嶋のオーダーが下ります。


全力で箱根学園に追いつきます!!
この後、手嶋は『山王』と恐れられたクライマー小野田の本当の走りを体感することになるのです。
編集後記






