週刊少年チャンピオン2018年53号
発売日:2018年11月29日(木)
弱虫ペダル521話『真波が見たもの』(20ページ)
もくじ - Contents -
弱虫ペダル521話『真波が見たもの』登場人物
総北高校
◆ 小野田坂道
箱根学園
弱虫ペダル521話『真波が見たもの』ネタバレ
ゴールまで残り1,500m。
現時点では1位を総北・小野田坂道が走り、箱根学園・真波がそれを追います。

残り1.5kmのプレートを過ぎた。ドキドキが増す。ゴールが確実に近づいてる!!

また抜かれた。手強いね、やっぱり。
でもゴールまではまだ1,500mもある。

それでいい。これがオレが望んでいたことだ。ワクワクする!!
坂道と真波の間には少しの差。

このままペースを乱さず行こう!!

前を走る坂道の背中を追いかける真波は歓喜に満ちた表情をしていました。
さっきは苦しそうに息をしていた坂道。
真波は「ここぞ」とばかりに仕掛けました。
でも坂道は追いついてきました。
あんなに苦しそうだったのに。
強くなっていました。
1年前の大会のときよりも、はるかに。
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ジンクス
一度「優勝」という目的を達成してしまった人間は、気持ちも体も緩む。
ましてや1年に1度のインターハイ。
翌年に向けての長くツラいトレーニングに身が入らなくなるのは当たり前。
達成感から目標を見失い、レースに勝てなくなってしまうというジンクスがある。


でもキミはこうしてオレの前を走ってる。堂々と。「ゼッケン1」を背負って。
この1年間、坂道はどうやってモチベーションを上げてきたのでしょう?
それは「仲間がいたから」に他ならないでしょう。

そういえば5月のあの日も言ってた ─────。
坂道が強くなったワケ
もちろん総北としての目標は「優勝」。
でも、それは・・・・・・

自分はその手伝いができればいい・・・と坂道。


坂道が強いのは、「自分のために走っている」のではないから。
仲間を勝たせるために、仲間のジャージをゴールに運ぶためだけに彼は走るのです。

届けるよ、ボクが。このジャージを!!

すごいや。とてもオレにはマネできない。
でも、それでいいのです。
走り方は人それぞれ。
走る目的も人それぞれ。

真波に坂道の走りはできないけど、坂道には真波の走りはマネできないのです。

ですよね、黒田さん。
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ハコガク副キャプテン黒田雪成
インターハイ3日目、最後の登りに入るころ、黒田は真波を引いていました。
このとき黒田の足は限界ギリギリ。
1日目のゴール前で1秒を削るため、自らを犠牲にして葦木場を押し出し、派手に転んだのは記憶に新し・・・

真波は気づいていました・・・右ヒザをかばうような黒田のペダリングに。

そう言って前へ出ようとする真波を黒田は制しました。

「総北に追いつくまではオレが引く。」
「今は黙ってついて来い。」
「絶対に届けてみせる。」
黒田の強い言葉。

黒田さん・・・!!
真波は何かを感じたようです。
その気配を察した黒田は真波の言葉を待たず、たたみかけるように言いました。

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弱虫ペダル521話ネタバレ編集後記


ユキが言ってた「昔話」って何でしょう?


それはわかりませんが、引っ張りますなぁ。
まぁ、そう簡単に白黒ついてしまっては面白くありませんもんね。
ところで、2018年内の「週刊少年チャンピオン」は52号までだと予言(?)してたんですが、53号まで出ましたね。
12月は、例年どおりなら4週あるうちの2回がお休み。
年内に発刊される「週チャン」は残すところ2冊です。
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